女性を取り巻く環境がカギ

看護師

様々なタイプがある

精神科・心療内科を受診する患者さんは、現時点で圧倒的に女性が多く、うつ病は男性よりも女性がなりやすいようです。この手のうつは、女性が家庭でも職場でも孤立しやすいという、環境面の影響の大きさが特徴になっています。また、月経が終わる年代の女性は、女性ホルモンと気分の変調が関係し、更年期うつ病の診断を受けることもあります。しかし、それ以上に、女性は社会的ストレスに打たれ弱いという、環境的な要因から発症しているようです。仕事と家庭、すべて女性の肩にのしかかってしまいがちで、成果主義や能力主義の職場におけるうつ病も増えています。個人の心がけだけで解決できる問題ではなく、精神的な健康に配慮する、職場としての取り組みが必要なタイプのうつ病でもあります。この場合には、精神科の産業医が、精神的な不調やトラブルについての相談に応じてくれています。職場に行きたくない、仕事量がこなせない、こうした症状が現れるようになるのもうつ病の特徴で、産業医が適した医療機関を紹介してくれます。心の病として精神科・心療内科では、うつ病患者の治療を行い、社会復帰できるまでサポートを行います。しかし、誰もがうつ病になりたくてなっているワケではありません。自分ひとりで抱え込まずに、これら医療機関に足を運び、モヤモヤした気持ち、違和感、いつもと違った感情をただ話すだけでも、うつ病予防に繋がります。ならないためには、うつ病の再発の予防に繋がる内容がそのまま当てはまります。例えば、夜遅くまでや休日にも仕事をして、満足に自分の時間を取れなかったような場合には、少しゆとりを持った生活にしてみましょう。また、自分の趣味や運動、家族との生活にも目を向け、バランスのよい生活を心がけるようにするのも、医療機関ではアドバイスしています。うつ病になりやすい人の特徴に、環境やライフスタイルの変化・変動が挙げられています。自分で調整できるものもありますが、周りの協力がないと調整が難しい部分もあります。自分のできる範囲、活動量や仕事量をコントロールし、頑張りすぎにブレーキをかけ、場合によっては医療機関や周りに相談することも大切なことです。