特徴を理解すること

男性

うつの特徴を捉える

心療内科・精神科では、医師が治療を行い、看護師が様子を観察し、うつ病専門のカウンセラーによるアドバイスなどが行われています。うつ病患者の知らないところで、これら医療従事者は、幾つかのポイントに焦点をあてて、質問したり様子を観察したりしながら、状態を把握しています。例えば、気持ちを言葉にしない患者も少なくはなく、抑うつ気分に陥っていないか、表情や印象、重苦しい口調、ため息をつくなどの様子を観察しています。また、会話も趣味も楽しく感じられなくなることも、うつ病の症状の1つです。これまで楽しくやってきたことも、今でも同じように楽しくできているのか、ここに焦点をおきます。以前はできていたのに、と多くの患者は言いますが、何をやっても面白くないために、自分の世界に引きこもるようになってきます。そのため、医療従事者は、家族から情報を聞き、日中の過ごし方や他の患者との交流の状況なども観察します。返答や行動を急かさずに待ってくれる、こうした人たちが、些細な変化、回復への兆しを見逃さず、早い段階での社会復帰へ向けて、活躍してくれています。この人がうつ病になり、特徴はこれ、こうしたことは医療機関でも断言できません。ですが、生活や家族関係など、環境が大きく変わるタイミングでなりやすい人がいるのは確かです。また、なりやすい人がいるとすれば、更年期にあたる40代後半から50代後半の女性です。一般的に、神経質や頑張り屋、こうした性格からうつ病を発症する傾向にあります。しかし、身体面の変調と同時に、人間関係などの変化も重なるのが、更年期というタイミングです。精神科や心療内科では、うつ病への注意が必要な年代として、受診を促しているほどです。睡眠障害や不安など、身体症状や精神症状が現れますが、この時期の女性のうつ病は、いわゆる更年期障害の様々な身体的な変調に隠れてしまいがちです。気分の沈み込みなど、精神面でこれまでと違った不安定な状態が出るのが、うつです。一方、更年期障害では、火照りや発汗などの自律神経の失調による症状が現れるため、うつなのかどうかの、目安になります。この年代、この時期では、子供の自立などで喪失感を体験することも重なり、将来への不安も感じるため、うつ病になりやすいとも言われています。どちらにしても、精神科や心療内科が専門分野ですから、相談に足を運ぶことが大事です。